こんにちは
営業の電話をしたら「もしかして名刺の会社ですか?」と明るく聞いてくれた窓口の方がいて、なんだか申し訳ない気持ちになってしまった鬼木です...
今日の話題は4月以降の育休復帰社員受け入れについてです。
もう復帰まで間もありませんので、現場の上司にあたる方には、このポイントだけ押さえていただけたらと思います!!
「どの程度の仕事ができるのだろう。妊娠前のようには働けないだろうな」
「子どもが熱を出して突発的に休むことになるから、補助的な仕事が良いだろう」
そうかもしれません。特に復帰したての頃は、仕事と育児の両立に不安でいっぱいですから、こうした気遣いはありがたいのは事実です。
でもそれはいつまででしょうか?
復帰当初から数ヶ月経てば、本人も仕事の感覚を取り戻し、子どもも保育園に慣れてきます。
ぜひ、復帰後については、意識的に1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月と、細めに今の心境、状況を聞いてみてください。
育休復帰社員からの相談の中で多いのが
「上司はそれほど自分に期待していないので、仕事はそれなりでいいかなと思っています。でも以前ほどやりがいはありません。何かきっかけ(異動とか、夫の転勤とか)があれば辞めてもいいかなと思っています。」
というようなこと。
そして上司側の言い分は
「育児優先で仕事で成果を出すよりも、会社の制度をいかに使い倒すかを考えているようで、良い仕事を任せたいと思えない。」
こんな風。
”上司が期待をしていない”
”部下がやる気を出さない”
こういうすれ違いが起こるのは、コミュニケーションの質に問題があります。
例えば面談や、ランチを一緒に食べるなど、コミュニケーションの量を増やしているかもしれませんが
「無意識のバイアス(思い込み)」を捨てて対話ができてましたか?
「どうせ」「やっぱり」
という思い込みを捨てて、本人が何を感じ、どうしていきたいのか、真摯に聞いてみてください。
もし、その中で
「やりたい気持ちは大きいが、できるか不安」
という言葉が引き出せたら、その不安は何によって解消されるかを考え、職場の助け合い、お互い様の雰囲気をつくる仕組みに取り組んでいきましょう。
独身時代に特に評価が高かった女性社員が、マミートラックに入るか入らないかは、思い込みを捨てた対話ができるかどうかにかかっています。
面倒と思うかもしれないですが、復帰後半年を丁寧に乗り切れば、復帰社員は上司や職場の期待に応え、活躍していくでしょう。