こんにちは。
eightおにきです
私は、母親が先生をしていたこともあって
お茶に興味を持ち、高校3年生くらいに別の先生について
本格的にスタートしました。
小さい頃は、お茶なんて何が楽しいんだろうって疑問でしたよ。
まさか習うなんて思ってもいなかったんです。
でも、大学生くらいになると
日々の忙しさからいい意味で逃れられるってことが判明。
だんだん、辞められなくなって
引越しの度に先生を探して、各地で習い続けて来ました。
大切なお客様に
たった一服のお茶でおもてなしする...
その人のことを、とことん考えて
お庭や茶室を清め、軸を飾り、花を生け
道具をあれこれ悩みながら取り合わせ
炭をおこし、湯を沸かし、お料理(正式にはお茶事で料理とお酒も振舞います)や
お菓子を準備
季節やそのお客様の状況、趣味嗜好を勘案しながら
心を込めて準備する、その亭主の心たるや....
マーケティングの究極だなぁ、なんて思っちゃう
(職業病か...笑)。
そうして点てられた一服のお茶の美味しいこと。
気持ちも引き締まります。
そんなことに気づいたのは、社会人になりたての頃です。
表千家の家元に短期講習に行ったのがきっかけでした。
*京都二条城にて(2014年)短期講習会の同窓会。10年以上ぶりです
また、"道"という字がつく習い事は
型を重要視しますよね。
利休さんは
「規矩作法 守り尽くして破るとも 離るるとても本を忘るな」
と、守破離を茶道の修行に当てはめて和歌にうたっています。
*写真すみません、どこかから拾いました。
意味はこのサイトなんかを見てもらったらいいかなと思いますが
仕事にも通じますよね
研修講師やコンサルタントなどをしていると
日々勉強(追いつかないっ!)
先人の築いた理論をしっかり理解し、新しい研究結果も取り入れながら
自分でオリジナリティを発揮していかないといけません。
天才と言われた
ピカソだって
モーツアルトだって
ちゃんと型を学んでいる。
で、利休さんは、さらに「本(もと)を忘れるな」と言います。
自分でオリジナリティを発揮して基本から離れても
大事なこと、基本理念、志は忘れちゃダメだよ。ってことと解釈。
そんなことも、茶道から学べます。
なんて言いつつ、お稽古はただやっているだけ、成長がないんですけどね...
(今や後から始めた夫が私の先生みたいになっております)
*奈良の時の夫の袴姿
なんだかんだ言っていますが
私が、茶道を続けている一番の理由は、
ホッと一息つく時間を持ちたいため
冒頭にもあげましたが「逃れられる」の進化系です。
日々、本当に忙しいので(仕事、家のこと、趣味、雑務)
週に1回2時間ほど。
マインドフルネスの時間を取っているような....
そんな感じで、楽しく茶道に触れています。
余談ですが、タイトルにある
「日々是好日(にちにちこれこうにち)」は
禅語の一つで有名な言葉ですが、結構深い意味があるんですよ。
私の解釈(元々の解釈に自分なりの意味づけを勝手にしてます)は、
「いいことも悪いこともあるし、
昨日良かったことが今日ダメってこともあるけれど
人生はそんなもの。今と今目の前の人を大事にしよう!」
と、営業時代(今もですが)、この軸がかかると、ジーンとしていたものです。
もしこの言葉を見かけたら、ぜひ、ジーンとしてください