最近、新聞記事でもよく目にするのが

「女性活躍」という文字。

活躍と言っても何をもって言うのかは様々ですが、世の中的には

"女性が今の仕事を通じて自己実現も会社と社会への貢献も果たしている"

ことがいわゆる活躍なのかな〜と読んでいます。

"女性"を"男性"に変えても、そんな男性がどれほどいるか不明ですが....

それでも、男性よりも女性の方が難しいのは現実問題としてあるわけです。

主な課題は3つ。

 1:女性自身の意識

 2:職場(経営側)の意識

 3:ワークライフバランスを実現するための制度やインフラ

国や自治体、企業はまず3に取り組んでいます。

しかしながら遅々として進まない、女性の活躍。男女共同参画。

これは1、2をいままで当事者へ委ねてきたからに他なりません。

本来は1、2、3すべて同時進行していかなくてはならないと思います。

目にみえにくい、というのが理由かもしれませんが

目に見えない部分にこそ根っこがあるのも世の常。

 

例えば、この三河地区の企業の男性管理職の方々とお話をすると

「女性は20代後半になると、仕事から結婚に逃げる」

「会社を腰掛けにしか思っていない」

「管理職の話しをもちかけると断られる。責任を持ちたがらない。

と言われることが多々。昇格を断るというのはよく聞きますが

正直、面食らいました(笑)。

それが事実としたら、そう思わせた会社側の責任もありそうなものですが

女性の仕事に対する意識にももちろん問題があるかもしれません。

 

「結婚」「出産」「子育て」「趣味」「介護」というプライベートに重きを置く女性は

"仕事"の優先順位は年齢や状況とともに低くなる、それは当然とも言えますが

学校を卒業していざ社会人になった時、目の前の仕事にどれほど一生懸命取り組んでいたかを

振り返ると、”まだ自分の身に起きていない結婚や出産"のことを期待したり心配して

会社を字のごとく「腰掛け」としか考えていない人も少なくないわけです。

 

一方で、仕事を通じて貢献していきたい、自己実現したい、

と考える女性も周囲にも沢山います。

 

なぜこの三河地区には、少ないのか。。

採用にずっと携わっていたので、なんとなく分かるのですが

「そういう女性は、愛知を飛び出している」

ことも一因かもしれませんね。

 

つまり、この地域の企業の意識や環境が、意識の高い女性向けに整っていないことになります。

そして「とりあえず採用して、とりあえず結婚するくらいまで働いてもらおう」

という安易な考え方でこれまで女性を採用してきたように思います。

 

1女性の意識 2企業側の意識

 

はセットです。

 

結婚出産で辞めて穴が空いても、子育て一段落した女性をパートで雇えば大丈夫。

なんて思っていた企業は

景気がよくなり求人倍率が高くなると採用できずに頭を悩ませます。

景気が悪くなり人が余ると、都合よくパートから切り離します。

それを目の当たりにしてきた女性たちは、自分たちは会社ではその程度の存在。

ならば、プライベートを充実させようと思うのは当然。

家庭を優先、彼氏を優先、趣味を優先。

プライベートに影響がない程度に仕事をこなします。

全てではありませんが、こうした負の連鎖は今でもしっかり残っています。

 

でも、仕事を通じて得られる喜び、やりがい、他者からの承認は

プライベートで自分の満足を満たす以上に大きなものであることも徐々に分かってきました。

 

企業側は、そうした芽をしっかり育てる努力を。惜しみない教育と経験を積ませて下さい。

女性側、特にまだ独身だったり子どもがいない女性は、その芽に気づき、今の仕事に全力で取り組み

成功体験を積む努力をして欲しいと思います。

 

こうして、ようやく、3の制度やインフラ整備が功を奏するわけです。

またこの取り組みは、男性の働き方や人生にも大きな良い影響を及ぼします。

長い時間働く、会社しか居場所がない、そんな人生はつまらない。

仕事で成果も出せる、プライベートも充実できる、それが当たり前になる世の中になってはじめて

子ども達が将来に夢が持てるはず。

 

1女性の意識

2企業側の意識

 

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