とよたで女性の起業できます.プロジェクト2018レポート

人生を通して「働く」をもっと楽しむために好きなこと・やりたいことを軸に自分で仕事をつくる「起業」を考える女性に向けて各種講座を通し、人や社会との繋がりの場、ステップアップの場を提供していくプロジェクトです。

 

「とよたで女性の起業できます.プロジェクト」 は3年目。「起業」が働き方のひとつとして選択 肢となり、それを起業プロジェクトという形でとよたという街が応援していることが周知されてきていると実感できた年でした。 

 

2018年度はスタート地点を「起業に興味がある」 層よりフェーズを上げ、「起業したい意思がある」層を中心にプログラムを組み立てました。

 

また、雇用や資金調達など事業の幅を拡げる講座を 充実させました。

 

近年、ネットの活用で必ずしも出店場所やオフィ スを構える必要がなくなってきたことが起業にトライしやすくなった理由のひとつとして挙げられ ます。 

 

今年度は新しくフリマアプリ、クラウドソーシン グ、クラウドファンディングといった新しいツー ルの知識やノウハウについての講座を取り入れました。

講座にはゲストとして、実際に活用してい る先輩女性起業家を招いてお話いただきました。 

顔を合わせて商売をしなくても済むようになった からこそ、直接話を聞く機会を提供できたのは意義あることでした。

 

また今年はスタンプカードを取り入れたこともあ り、継続して講座を受講してくださる方が多くい らっしゃいました。通期の学び合いで、プロジェ クト終了後も続く繋がりができたのは嬉しく思います。

 

これまでの受講生のように、彼女たちが支 えあい切磋琢磨し事業を継続していく未来を楽しみにしています。

 

ただ、起業プロジェクトで芽生えたタネを、継続して支援していく仕組みができていないことは課題と感じております。今後の豊田市における女性起業支援の取り組みに期待し、私どもも協力していきたいと考えます。

女性起業ならではの課題に応える支援

●キャリアのブランク 女性は、結婚、出産などのライフイベントによって働き方を大きく変 え、それによってキャリアにブランクを抱えている人が男性より多い という事実があります。

●時間 家庭や子供との時間も大切にしたいという志向があり、また家族の長 時間労働や夜勤などの生活スタイルに合わせたりと、家庭内でもその 役割を求められ、時間管理が課題となりやすいのが特徴です。

●小規模・個人向け 男性の起業よりも小規模で、個人向けの身近なサービスが多いという 中小企業庁の調査結果もあり、そのサイズ感にあった支援が適切であ ると考えます。