土日勤務アリ業界の女性活躍推進勉強会開催報告

土日勤務アリ業界の女性活躍推進勉強会

・女性社員の定着率を上げたい

・女性活躍推進を継続させる仕組み

・男性社員の偏見がまだまだ残る風土

個々の能力・意欲が業績に直結しやすい中小企業にとって女性活躍は必要不可欠な課題である。2020年には100人以上300人以下の企業にも女性の登用計画目標を盛り込む行動計画を義務づける方針を政府が打ち出していた。土日勤務や残業、不規則な勤務などがあるサービス業界は、採用や定着に苦労している。今回の勉強会では、10年以上前から女性営業・女性エンジニアを積極的に採用してきたトヨタカローラ名古屋株式会社様と18年前から女性採用を積極的に行い女性社員79%となった株式会社フューネ様をお招きして、これまでの取組と成果、課題や今後の展望などの事例を共有し、参加者とディスカッションを実施した。

開催レポート

事例提供 トヨタカローラ名古屋株式会社様

はじめに、トヨタカローラ名古屋株式会社が全社をあげてこれまで取り組んできた女性活躍推進の取組みと女性営業、女性エンジニアの積極的な採用取組みを紹介。同社は、女性社員比率16%で営業や技術職でも女性が活躍している。後藤様は女性という立場から、3年前より女性活躍推進に取組み、女性社員のヒアリング、育休・復帰社員へのヒアリングを積極的に行ってきた。
制度は整備されていても現場の管理職やスタッフに制度について知らない人が多いことを課題に挙げ、2年前にワークライフサポートブックを作成。全社員へ配布した。その後、管理職向けに女性部下の育成に関するマネジメント研修を毎年実施している。また、社長自ら女性社員へトップメッセージを発信し女性活躍推進の取組みを積極的に推進している。その他、産休育休制度の見直し・育児両立社員在宅勤務制度・フレックスタイム制度トライアル・月曜祝日定休日などの取り組みをスタートさせている。

 【これまでの取り組み】 
 ①女性社員・女性営業へのヒアリング
 ②女性社員育成のための上司・店長・店長代行へヒアリング
 ③育休中・復帰社員向け座談会
 ④ワークライフサポートブック作成、全社員配布
 ⑤女性部下育成に関する管理職向け研修
 ⑥両立社員在宅勤務制度スタート・フレックスタイムトライアル
 ⑦月曜祝日定休日スタート

【現在の課題】

 ①営業部における両立社員の活躍推進
 ②[経営側]と[現場側]の取組みへの意識の差があったり、店舗によって制度や仕組みの浸透度が異なる

人材開発部 後藤様

・10数年前から女性営業、女性エンジニアの採用を積極的に実施している。女性はやりたいという意欲があると人事担当としては感じているが、会社側がムリじゃない?と門を閉ざしているように感じている。
・女性活躍推進への取組みなど、社長は何でもまずはやってみなさいとチャレンジさせてくれる。失敗したとしてもトライ&エラーでどんどんチャレンジすれば良いという社風がある。
・課題については、多様な働き方がもっと認められるとよいと思う。女性だからということで仕事の負荷を軽くされたりするのは嫌だ。
・制度利用の促進は、サポートブックにより全社員へ周知し、管理職向けにも随時発信している。
・在宅制度はまだなかなか利用が進まない。妊娠中のスタッフが悪阻で利用したという事例があり、辞めなくて済む選択肢が大事だと感じている。
・新卒の応募者数は年々減っているので、応募者の中から良い人材を採用する確率を上げていきたい。採用担当の私が生き生き働いている姿を見せ、自信をもって魅力的な会社であることをPRしている。

フロアスタッフ  寺田様 *育児両立時短制度利用中

・人と接する仕事がやりたいと営業希望し入社。接客サービス業はそもそも土日休みのところは少ないので、最初から土日出勤ということは気にならない。
・育児休暇中は、自分自身も店舗へ顔を出したり、店舗スタッフと情報共有するなどして、担当顧客とのコミュニケーションも自ら図ってきた。復帰してからは、保育所に預けられない時間帯での接客があるため店舗に子連れで出勤することもある。店舗の仲間の理解があるからやっていけている。
・営業スタッフの顧客引き継ぎや、復帰後、顧客をどのようにするかの制度が社内でまだ整備されていないのでこれからの課題である。

事例提供 株式会社フューネ様

続いて、株式会社フューネ様にこれまで取り組んできた女性活躍推進の取組みを紹介いただいた。同社は、18年前までは男性9割が占める葬儀会社であったが、顧客ニーズの変化に伴い細やかな気配りやしなやかさが強みの女性社員を積極的に採用。現在では女性約8割を占めるまでになった。重労働や深夜勤務と女性には負荷が重い業種だが、セキュリティ対策や運搬作業の自動化などのテクノロジーを導入。待遇や制度の見直しと共に、女性社員が働きやすい環境作りに取り組んできた。家族(夫など)への理解活動や従業員との対話を社長自らが積極的に行い、フォローする社員側の不公平感などの不満も解消してきた。従業員と丁寧に対話をすることで、24時間365日営業だからこそ、いつでも働ける職場であるとポジティブに捉え、柔軟な勤務体系を定着させるためフレックス制度を導入した。

【これまでの主な取組み】
 ①重労働はテクノロジーを導入し女性でも働きやすい環境づくり
 ②積極的な女性採用
 ③フレックス制度の導入
 ④女性社員へのヒアリング

【現在の課題】
 ①介護離職が増えている
 ②女性社員のモチベーション。動機付け
 ③両立社員をフォローする社員へのフォロー

三浦社長
・女性でも働きやすい環境づくりを地道にやってきた。例えば、子育て社員は、子供の行事で休みを取ることがある。よく話しを聞いてみると、授業参観に1~2時間だけというケースもある。今までは有休を取得したが、短時間のフレックスを活用できるように制度の見直しをした。
・従業員との対話を大切にし、制度を柔軟に変えている。
・両立社員をフォローする社員へのフォローも大切にしている。制度利用を不公平に感じたりすることがあるが、未来を描かせてこの制度があなたの未来にも必ず必要なものになると理解をしてもらえるよう対話している。
・新卒採用はこの業界は大変難しいが、将来の社員となる人がいるかもしれないので、地道に採用イベントにも出展している。
・女性社員が夜勤を安心してできるように、セキュリティシステムの導入と綺麗な仮眠室も整備した。
・女性社員は男性と違い報酬だけでは動機付けにならない。やりがいという目に見えないモノを個々に合わせて動機づけしていくのが難しい。

メディア戦略室 藤川様 *育児両立フルタイム勤務

・藤川様は、入社時はパートだったが、パートだから雑務をやるのではなく、能力に合わせて仕事を与えてくれるのでやりがいがあった。正社員になりたいという思いが強くなり、正社員になった。

ディスカッション 女性活躍と顧客満足は両立できるのか

・働き方改革に取り組んでいくとCS(顧客満足)が抜けてしまいがちである。CSとの折り合いをつけるのが難しいと感じている。

・顧客側が今までの当たり前のサービスをどう受入れていくのかということもある。

・熱意をもった社員でないとCSには、なかなか繋がらない。本人の意思がないと難しい。

・サービス業は過剰なサービス合戦になってきているが、やれることとやれないことを区別していかなければなら

ないと思う。

・サービスは形がないものだが、究極のサービスはお客様を叱ることができるかではないか。

・スーパーホテルに宿泊したら、フロントに女性が一人。チェックインもチェックアウトも不要で驚いた。でも

安価な宿泊施設だし、このサービスに不満を感じなかった。これからは、サービスも2極化していくのではないか。

アンケート結果

勉強会全体について

参加者自身について

貴社における

勉強会に参加した理由

今後貴社で注力したい取り組み

女性社員マネジメント研修の料金

人数料金
女性社員マネジメント研修 20名まで3Hコース 24万円(税抜)
5Hコース 40万円(税抜)

女性社員マネジメント研修内容は、それぞれの企業様に合わせてご提案させていただきます。まずはお気軽にお問合せください。