とよたキャリアカレッジ2024 開催レポート
[2024年8月23日(金)自身のコミュニケーションタイプを知ってキャリアに生かそう]
自動車メーカーに勤務しながらキャリアコンサルタントとしても活動し、自分らしい人生を歩むためのキャリアカウンセリングやセミナーの開催や、組織運営支援でも活動中の安藤めぐみ氏を講師にお迎えして「自身のコミュニケーションタイプを知ってキャリアに生かそう」を開催しました。
冒頭、一般的に仕事の意味で使われるキャリアの語源についてのご説明のあと「自分のコミュニケーションタイプを簡易診断するワーク」から講座はスタートしました。
ワーク①自分のコミュニケーションタイプを知るワーク。
→キャリアタイプがヒトでした。仕事柄人と関わることが多いので、今の仕事が向いていることに安心しました。 →自分のコミュニケーションを知るとかなり意外なタイプだったので苦手だと思ってることでもとりあえずチャレンジすることが大事だと思いました。
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ワーク②架空の仕事を例に、他人のコミュニケーションタイプを知るグループワーク。
→どんなタイプの人にどの仕事をお願いしたらうまく回るか学べました。
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ワーク③他者理解を深めるグループワーク
ワーク①の結果から、興味がモノに向くタイプ、人へ向くタイプの2つのチームに分かれ、それぞれ違うタイプに向けた企画を考えるワーク。それぞれのチームごとに盛り上がり方も違うのが印象的でした。金額は?旅行先は?など具体的なアイデアが飛び交いました。
→自分とは違う価値観を持つ人が喜んでくれるものを考えるのは、大事な時間だなと思った。つい、排他的で分断させてしまうような考え方を持ってしまうが、価値観の違う人を受け入れていきたい。
最後に・・双方のプレゼンしあい、自己理解、他者理解を深める時間となりました。
-----ご参加者の声------
・社内展開してお互いの向き不向きを知っていけたらいいなと思います
・相手の良いところを知り自分のできない事をカバーしてもらうことができると思いました。
・@色々な方と知り合えて楽しかったです。
[2024年9月6日(金)リーダー職のためのキャリアデザイン ~ありたい姿をイメージしよう~]
自動車メーカーで技術系女性幹部のパイオニアとして勤務しながら、社内キャリコン、社会教育士、民生委員など社内外で広く活動。現在、自分らしい人生を歩むためセカンドキャリアで起業準備中の金子 美智代氏を講師にお迎えして「リーダー職のためのキャリアデザイン ~ありたい姿をイメージしよう~」を開催しました。
冒頭、キャリアには外的、内的2つの側面があること、産業構造の変化に伴い、キャリアの考え方にパラダイムシフトがおこっている社会的背景のご説明のあと、「自己理解を深める①キャリアンカーワーク」から講座はスタートしました。
ワーク①自己理解を深めるキャリアンカーワーク。
→人によって大切にしてるものが違う。
→部下のキャリアアンカーを知って対応したい。
シェアタイムで自分にとって大切なものは、人それぞれ違うことを体感。部下が何を大事にしているか?を知る一助となる考え方を学びました。
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ワーク②自己理解を深めるキャリアビジョンとアクションプランワーク。
→今後の選択肢を選ぶうえでの参考にしたい。
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ワーク後「なぜリーダーに自己理解が必要なのか?」について、自己理解が自己信頼につながり、リーダーとして欠かせない「他者信頼」はその土台の上に育まれることをお話しいただきました。
-----ご参加者の声------
・自分がどういったことを大事にしているか、どういったタイプなのかがわかったのでそこから今後の自分がどうしたいかを見つめなおしていこうと思います
・部下のキャリアアンカーを知りたいと思う
[2024年10月4日(金) AI時代にこそ求められる「心の知能指数」EQを高めよう]
2級キャリアコンサルティング技能士の金子美智代さんを講師にお迎えし開催しました。「『EQ』という言葉知っていますか?はじめて目にする方も多いのではないでしょうか。」という講師からの質問からスタート。
EQとは?
心の知能指数とも呼ばれ、自身や他者の感情を理解し、自分の感情をコントロールする能力です。EQを高めることで、自分を取り巻く人間関係を無理なくこころよく築くことができるようになり、人の感情もうまくキャッチして、上手く活用できることで相互理解やコミュニケーションを高めることが出来、なにより把握しておくことで、人間関係を合わせようとするのではなく、「無理なく」こころよく築くことができる。
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昨今ビジネスの分野や人材教育、メンタルヘルスの分野の於いても注目の高いそのEQをテーマに、実際にEQ能力を高めるワークを盛り込み、知識と深堀り、そして実際に実践し深めていきました。
子どもの感情をどうやって感じとることができていますか?では、職場ではどうですか?「あれ?いつもとちょっと違う?」と感じ取って、回りが声をかけてあげられるか。人と人の掛け合いや誰かが自分を見てくれているということが大切。そういうことが出来る職場は、とても良好な人間関係を築くことができる職場と言えます。
EQの高い人ってどんなひとを想像しますか?という質問でとても興味深かったことで、決して「いい人」のことではないということ。人に合わせようとしてしまったり、本当の自分との乖離が起きて、どこかで負債がたまって後々に病気やストレスになってしまう・・・結果メンタルになってしまったり。それではEQが高いとは言えません。EQの高い人とは、「必要な感情を意図的につくり行動できる人のこと」をさします。
ワーク①自分がどういう時にどんなことをするとご機嫌になるのか「自分の感情」を知り深堀りするワーク。
何を食べるとご機嫌になるのか?何て言われるとご機嫌になる?など自身を知り、自分を知った後は人のご機嫌な時を考えてみるワークを実施。みなさん、なかなか言語化して来なかった感情の理解に黙々とワークを進めていきました。ではなぜ、今、感情が乗らない活字社会の現代。EQが求められるのか?そして高いEQがもたらす効果についても深めていきました。
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ワーク②EQプレゼントゲーム。
感情の投げ合いや、短い時間でのペアワークでお互いの共通点を見つけたり。とその上で、相手が本当に欲しいものをプレゼントを贈るような相互理解のコミュニケーションゲーム。そこで感じたのは、「本当に相手が求めるものを見出すのってとても難しい」ということ」
このゲームを通して、初めましての参加者同士でも感情を感じあい、伝えあい、読み取りと、とても活気あり、感情と笑顔溢れる時間となりました。
-----ご参加者の声------
・相手のちょっとした好き嫌い、行動に注目してみたいです。
・娘とのコミュニケーションで、相手の感情を理解しようと思います。
・子供のママ友は年齢の幅があるので相手の気持ちを考えてコミュニケーションをとろうと思います。
・リモートでの会議などが主流となってきており、感情の伝え方や受け取り方が難しい事への心構えを知ることが出来ました。
・職場だけでなく、家庭やプライベートでも活かせると思いました。
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ビジネスシーンでも、プライベートでも、EQの力が発揮される場面は数多くあります。
自己認識を深め、他者の感情を理解しようとする姿勢を持つことが、EQを高めるための第一歩となることを今回の講座で教えていただきました。
的確な言葉で表現できれば、相手はあなたを『良き理解者』として受けて止め、『良き理解者』となることで、相手にとって大切な存在となり、こころよい人間関係を築くことができるようになるととても大切な考え方を学び深める機会となりました。
今日から使えるEQスキルを是非磨いていきましょう!
[2024年10月11日(金)後輩や部下のやる気を引き出すコーチング(基礎編)]
NPO 法人代表理事でコーチングスキルや自己肯定感高めるWSなど多数開催している、野崎安澄氏を講師にお迎えし
「後輩や部下のやる気を引き出すコーチング(基礎編)」を開催しました。
冒頭、「コーチング」についての講義からはじまりました。コーチングはスキルだけでなく「あり方」「関係性」が大切であること。そして、コーチングには、4つのポイントと3つのスキル(傾聴、認知、拡大質問)があることをお話しくださいました。
今回の基礎編では3大ポイントの2つ「傾聴と認知」について実践ワーク形式で学びました。
ワーク①2人1組/認知ゲーム
アンケートより
—慣れてくると相手の目を見ることが自然にできるようになった
—傾聴って難しい
—1回での会話で認知って難しい(間違ってたらって失礼かと思って伝えにくい)
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ワーク②3人1組/傾聴と認知のワーク
アンケートより
—相手が話してるときの聞き方を活かそうと思いました。
—質問攻めにしてしまいがちかもと思ったので、間を意識して対話していきたいです。
—会社のコーチングもですが、子供で練習してみます。
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最後にワークの感想をシェアしあい学びを深めました。
-----ご参加者の声------
・職場、家庭生活において活かしていきたい。
・相手の話を聞く時に、愛を持って聞くという心持ちでいきたいと思います。
・相手が話してるときの聞き方を活かそうと思いました。
・教習生や高齢者の方にも生かしていきたい
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11/15(金)の実践編では3大スキルの3つ目「拡大質問」について学びます。引きづつき、実践編にもぜひお越しください。
どうぞお楽しみに!
[2024年10月25日(金) 働くママパパのための資産形成講座~お金の不安を手放し、満たす使い方を学ぼう!~]
ファイナンシャルプランナーでJ-FLECアドバイザーの祖父江 仁美氏を講師にお迎えして
「働くママパパのための資産形成講座~お金の不安を手放し、満たす使い方を学ぼう!~」を開催しました。
冒頭、投資の基本姿勢や自助努力が求められる社会背景ついてのご説明のあと、
人生の三大支出のひとつ「教育費」についての質問から講座はスタート。後半は相談事例をもとにケーススタディで学びました。
【教育費の考え方で大事なポイント5】
・お金があってもなくても奨学金のことは調べておく。
・子どもが小さい人は60歳までと60歳からの2つの山で考える。
・公的年金シミュレーターなど簡単に計算できるツールがある。
・奨学金返済支援制度を導入する企業が増えている。
・必要額の見通しが立ったら思わぬ損失に備える。
-----ご参加者の声------
・退職金の貰える金額が会社の規約にされていると知った
・まだ早いと何も考えてなかったので、奨学金を調べておくのが必要とわかった
・投資の出口が大事
次回[2024年11月8日(金)自分の強みを活かすセルフマネジメント]
2級キャリアコンサルティング技能士で、自身も今年早期退職しセカンドキャリアを歩みはじめた、金子美智代氏をお迎えし「自分の強みを活かすセルフマネジメント講座」を開催しました。
冒頭、セルフマネジメントとは何か?のご説明のあと、「なりたい自分を描いてみる3つのワーク」から講座はスタート。
【セルフマネジメントの4要素】
・メンタルヘルスケア
・アンガーマネジメント
・レジリエンス
・マインドフルネス
ワーク①なりたい自分を描いてみる3つのワーク
→自分の好きなことの共通点が見えてきたこと。自分のなりたい姿を文章化したことがなかったので、意外と思いつかなかったことに驚きました。持ち帰ってじっくり考えたいです。
→自分について振り返る時間がないので自分を見直す良い時間になりました。
→自分がどういう風に見られたいかなど、具体的にかんがえたことがなかったのでやってみて印象に残りました
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ワーク②自分を表現してみる。
→自分のなりたい姿を文章化し、実現する方法を考えていく良い機会でした
→どんな人生を生きていきたいのかが分かった。そのためにできることも明確になった
-----ご参加者の声------
・自分の得意は他人の方が分かるので、人に聞いていこうと思う
・無駄な行動をちょっとずつでも減らしていきたい
・毎日の習慣を続ける目的を思い出すのが大事
・どんな人生を生きていきたいのかが分かった。そのためにできることも明確になった
[2024年11月15日(金)後輩や部下のやる気を引き出すコーチング(実践編)]
NPO 法人代表理事でコーチングスキルや自己肯定感高めるWSなど多数開催している、野崎安澄氏を講師にお迎えし10月の基礎編に続き「後輩や部下のやる気を引き出すコーチング」の実践編を開催しました。
基礎編から連続参加の方も多く、冒頭は実践編から参加の方や基礎編を思い出すために「コーチング」についておさらいから。基礎編で学んだコーチングの3つのスキルのうちの2つ「傾聴」「認知」について復習したあと、最後の1つ「拡大質問」を学ぶためのアイスブレークとして「あなたの頭の中に何があるかゲーム」をはじめました
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ワーク①『人生の輪』ワーク
→答えは相手の頭の中にある。質問は深く考えず、短く投げかけるようにすればいい(2名)
→自分の興味に集中しない(2名)
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ワーク②自分を表現してみる。
→質問は好奇心を持って気軽に聞く(2名)
→自分がコーチだった時に、自分が求めている方向に誘導するような質問をしてしまった
基礎編から続けて参加の方も多く終了ギリギリまでワークが弾むグループもあり、コーチングへの関心の高さがうかがえる時間となりました。
-----ご参加者の声------
・人生の輪からのみんなとの対談がよかった(3名)
・拡大質問の難しさ(2名)
・コーチングスキルがとても学びになった
・やってみることが大事
・職場での人間関係、プライベートでの人間関係で活かしていきたい(4名)
・職場に新しく入ったスタッフや部下、子どもと話す時に活かしたいです。(2名)
・仕事でもプライベートでもレベル2の傾聴を目指したい
・まずは、好奇心を持つところからやれると思う
・相手が考えるきっかけになる質問ができるように意識していきます。
・質問を投げかけるときの感覚や言葉を活かしたい
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次回[2024年12月6日(金)そろそろ親のことが気になりはじめたあなたに 介護と仕事の両立講座]
キャリアコンサルタントで、筆文字教室の主宰の千葉真由美氏をお迎えして「そろそろ親のことが気になりはじめたあなたに 介護と仕事の両立講座」を開催しました。
まずアイスブレイクとして「偏愛マップを書いてみよう」からスタート。「ライフキャリアの虹」「介護離職率」のデータをもとに、人生100年時代の現代、介護を通して子ども時代の割合が以前より増えていることを確認。
続いて「介護」にまつわる無意識のバイアスについて振り返り、「介護=自分が直接お世話にしなくてはならない」という思い込みがないか、各人に問いかけました。
その後、千葉氏の経験をもとに介護という人生の転機が訪れたときの考え方、介護離職を避けるために大切なことについてお話されました。
【介護に直面したとき大事なこと】
①情報
・民生委員
・市役所・厚生労働省サイト
・地域包括支援センター
②無意識のバイアスにとらわれず、助けを求め駆け込む勇気
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最後に、人生の転機を見定める4S理論のワークを行いました。
【人生の転機を見定める4S理論】
Situation(状況)
Support(支援)
Self(自分)
Strategies(戦略)
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ご参加者の声
・周りのサポートを受けられるので一人で抱え込まない事
・地域包括センターを検索します
・4つのSを介護に限らず人生全般で転機を迎えた時に使っていきたい
・事前の情報集めをしておく